【ほとんど税金!】自動車にかかるお金の話

車の運転席 MONEY
車にまつわるお金の話

皆さんこんにちは、カリブです。

今日は自動車にまつわるお金の話をしてみようと思います。

カリブが住んでいる地域は、車がないと生活もままならないほどの郊外の田舎です。
もちろんカリブも新生活を始めるにあたって車を購入しました。

住宅ローンを組むにあたって、生活費を見直した際に「けっこう車にお金使ってるんだなぁ」としみじみ感じました。

そこで今回は皆さんが何気なく支払っている「車にどれだけのお金を支払っているのか?」を自分なりにまとめてみました。
特に、税金や車検代など、本体価格以外にかかるお金にスポットを当てて考えてみましょう。

実際にどれだけのお金を支払っているのか実感が無い方にも伝わるように、順を追って説明してみますね。

自動車の取得にかかるお金

今回の試算にあたって、条件を決めておきました。

  • ホンダのフリード(ガソリンエンジン)を新車で購入
  • 排気量1500cc、車両重量1340kg
  • 年間ガソリン使用量1000L、ガソリン代は150円/Lとする。
  • エコカー減税25%
  • オプションはつけずにフルノーマル
  • 取得から3年間のコストを調べてみる
コンパクトカーの部類ですね

消費税:181,600円

まずは本体価格が1,816,000円ですね。そして税金が181,600円です。

昨年10月から消費税が10%になりましたよね。
買い物の額が大きいと、それだけ消費税も無視できない価格になってきます。

環境性能割:54,480円

こちらは過去に「自動車取得税」と呼ばれていたものが、昨年10月から名称と制度が変更になったものです。
名前に「~割」と付いていますが、実質は税金ですね。

自動車の本体価格+オプション価格=課税対象(3%)となるため、オプションをつければつけるほど課税対象額が上がってしまいます。

ちなみに、自家用車は一律3%の税率ですが、移行期間である2019年10月~2020年9月に購入した場合のみ、2%に減税されています。

今回の例の場合は、購入時期を特定していないため、
本体価格×3%として1,816,000×3%=54,480円となります。

自動車の保有にかかるお金

自動車を保有しているだけで毎年かかるランニングコストがあります。

税金で言うと「自動車重量税」と「自動車税」ですね。
前者は車検時にかかり、後者は毎年払う必要があります。

整備費用で言うと「車検代」があります。
さらにカリブの住む地域では、冬場にはスタッドレスタイヤに履き替える必要があるため、初年度にタイヤ&ホイール代と、毎年2回の履き替えが発生します。

自動車重量税:16,800円

こちらのお金は、自動車取得時および車検時にかかる税金です。
新車で購入した場合は最初の車検まで3年間の猶予があるため、最初の3年間に車検代はかかりません。

上記の金額は「エコカー減税25%」の金額です。
ちなみに、同じフリードでもエコカー減税の「軽減○○%」の対象外となる車種もあります。
その場合(エコカーだけど軽減なし)の重量税は22,500円となります。

エコカー減税対象車でも、「軽減なし」と「〇〇%軽減」があります

もしも、中古車などでそもそも「エコカー減税対象車」にすらならない車種の場合は、自動車重量税が100%かかってきます。
1~1.5トンの車の場合はその額なんと3年で36,900円!
バカにならない金額ですね。

自動車税(3年分):108,000円

こちらも車を保有しているだけでかかってくる税金ですね。
毎年4月1日の時点で保有する車に対して、5月ごろに請求が来ます。

現行(2019年10月以降に取得)の税率では、年間36,000円です。
これが3年間で108,000円となります。

今回の例では自動車税のエコカー減税は適用外でした。

余談ですが、車を買うなら月の頭に、軽自動車なら4月2日以降にしたほうが節税になるそうですよ。

自動車税は国に納める税金で、4月以降に購入した場合でも、翌月分から月割りで納付する必要があります。
このため月始めに購入すれば、そのぶん節税になります。

軽自動車税は市区町村に納める税金で、これは月割りで納付する必要がありません。このため、4月2日以降に購入すれば、次の年の5月までは支払う必要が無いんですね。

車検費用:65,670円(3年後)

新車購入から3年経てば、車検をうけなければなりません。車検費用の中には、自動車重量税が2年分入ってきます。
だから厳密に言えば、新車購入後3年間に必要な経費には入りませんが…

オートバックスの料金表です。左から3列目。

もちろんこれは点検費用なので、何か消耗品を交換したりすれば更に金額は上がります。

ちなみに「エコカー減税」という制度は2021年4月までしかないため、初回の車検時には減税制度自体がなくなっている可能性があります。

「webモーターマガジン」より引用

つまり、最初の車検をする時点でエコカーだろうとエコカーじゃない車だろうと、車検にかかる費用は変わらないと思われます。

自動車の走行にかかるお金

自動車を走らせるにはもちろんガソリンが必要ですよね?
このガソリンにも税金がモリモリ入っています。

そしてスタッドレスタイヤの取得と交換費用もかかりますね。

ガソリン代:45万円(うち税金20万円)

1,000リットル×3年間=3,000リットル
3,000×150円=45万円(うち税金202,200円)

「税金代たかっ!」って思いましたか?カリブも思いました。

年間1,000リットルの設定ですが、これは一回の給油で50リットルとした場合、月に2回弱給油したことになります。

どうしてガソリン税ってこんなに高いんでしょう?その内訳を見てみましょう。

ZEIMO」より引用。税金に税金がかかってる!?

ガソリン税は原油1キロリットル当たり〇〇円、と決まっています。このため、原油価格が変動しようと一定の価格がキープされています

仮に原油価格が0円になったとしても、(ガソリン税+石油税)×消費税10%で62.26円です。日本ではこれ以上安くなることはありません。

しかも左の図を見れば分かるように、税金であるガソリン税を含めた価格に消費税がかかっています。そりゃ高くなるはずですよね。

更に言うと、ガソリン税は創設当時から(本則税率+暫定税率)となっていて、本来の税率より高くなっているんです。

GOGO GS」および「JAF 自動車税制改正に関する要望活動」より

高度経済成長期に、国内の道路を整備するための名目として暫定税率が積み増しされているんですが・・・さすがにもう撤廃してもいいんじゃないですかね~?

一度手に入れた収入源を国が手放したくないのが見え見えですよね!

これを見ていると、いかに燃費のよい車を買うかどうかでランニングコストが大きく変わってくるんだなぁ、と思いますよね。

冬用タイヤ代:60,900円

マルゼンのホームページより引用。

雪道やアイスバーンを走行するときには欠かせない、スタッドレスタイヤです。

カリブはベランダにオフシーズンのタイヤを保管して、11月ごろと3月ごろの年に2回、ホイールごと交換しています。

このため、車を買ってからすぐにスタッドレスタイヤとホイールを買う必要が出てきました。

タイヤ交換代:3年で19,800円

カリブが今年オートバックスでタイヤ交換をしたときの工賃が3,300円でした。

これを一年で2回、3年間で6回行うため3,300×6=19,800円です。

しかもピットで交換中に呼び出されて、
やれ「ついでにエアコンフィルター交換しましょう!3,300円です!
とか「足回りが錆びてきてますね!さび止め処理しましょう!5500円です!」
などとセールストークをしてきます。

押しに弱い&車の整備に疎いカリブはそのまま押し切られて、更に余計な支出が増えてしまうこともしばしばあります…

最後に忘れていました、自動車保険です。

自動車保険代:95,370円(3年間)

これもピンからキリまで様々ありますが、一番リーズナブルなネット保険だと、フリードで年間7,000キロ未満で契約すると3万円強かかるようですね。

ソニー損保で見積もってみました。

ちなみに自賠責保険には強制加入なので、取得時や車検代の中に費用として含まれています。

カリブの前回のブログで触れましたが、購入当時は年間9万円以上の保険に入っていました。
皆さんの中にも、車両保険が付いた高額な保険に入っている方はいませんか?

もしそうなら、次回の更新時にはネット保険を選択肢に入れてみてはどうでしょうか?
カリブも次回からはそうしようと思っています。

まとめ

車を新車購入してからかかる費用は、本体代を除くと以下の通り。

  • 消費税:181,600円
  • 環境性能割:54,480円
  • 自動車重量税:16,800円
  • 自動車税:108,000円
  • 車検費用:65,670円→(購入からちょうど3年後に必要)
  • ガソリン代:45万円(うち税金約20万円)
  • 冬用タイヤ&交換費用:80,700円
  • 自動車保険:95,370円

合計で955,420円でした!

3年間でこれだけ必要なんですね~。初期費用となる環境割やタイヤ代を除いたとしても、年間20~25万円くらいはランニングコストがかかっているんですね。

このうち税金の占める割合は…

消費税+環境性能割+自動車重量税+自動車税+車検費用の税金分+ガソリン税+タイヤ&交換費の消費税分で・・・

59万2816円!

もう一度言います。

59万2816円!

約60万円です。
およそ2/3が税金でできています(泣

自動車って、持っているだけでめちゃくちゃ納税しているんですね~。
車の2/3は税金でできていると言っても過言じゃないですね!

いやもちろん取得時には本体代がほとんどですよ?
でもランニングコストだけで見たらほぼ税金ですよねこれ。

最後に

さて、ここまでカリブの「もしも話」にお付き合い頂いてありがとうございました。

今回の試算については、あくまでもカリブが自力で調べた結果であり、必ずしもこの金額が妥当であるというものではありません
・・・が、少なくとも私はこのぐらい使っている認識をしました。

当ブログの読者の中にも、車のオーナーの方はいらっしゃるかと思います。カリブもそうでしたが、自分が車に対してどれぐらいの費用を使っているのかを再確認したくて、今回の記事を書いてみました。

意外と高くてびっくりしましたが、皆さんはどうでしたか?

カリブも近々セカンドカーを考えているんですが、
次に買うとしたら中古の軽自動車を買おうと思っちゃいましたね。

軽自動車だと税率も違うし、燃費も良くなるはずですよね?
機会があれば、軽自動車のコスト計算もやってみたいと思いました。

すでに自動車のオーナーの方はもちろん、これから車を買おうと思っている方もぜひ、目先の本体価格だけを意識せず、維持費やランニングコストにも目を向けて計画的な資金の捻出を心がけてみてはいかがでしょうか?

それではまた!

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