みなさんこんにちは、最近ローン審査を申請したカリブです!
突然ですが皆さん自炊してますか?
カリブは諸事情により、ここ1~2年で自炊スキルが上がってきた気がしています。
今日は、カリブの自炊スキルがどのようにして鍛えられてきたか?
という誰得な情報をお届けします。
幸いなことに、カリブには食事前に料理の写真を撮るという「OLかよ!」というツッコミが聞こえてきそうな趣味があります。
当時の料理写真とともに、その変遷を振り返ってみましょう。
自炊黎明期~買い食いの延長線~
一人暮らしだと必然的に自炊スキルが上がりますよね。
一方カリブは生まれてこのかた、結婚するまで実家暮らしを貫いてきました。
夜になったら母親から「ごはんできたよ~」と呼ばれ、メシだけ食べて食器は洗わず、すぐに部屋へ戻る生活をしてきました。
それが結婚を機に食生活が激変しました。
なにせ共働きだから、夜ごはんは作れる方が作るというスタンスになりました。
もちろん自分ひとりで作れる料理には限界があります。
レシピが簡単に手に入る時代とは言え、書いてある内容は「主婦ならこのくらいできるでしょ?」という書き方が多いんです。
全くのド素人が自炊を始めた結果、こうなりました。
ご覧の通り、料理スキルの無さが浮き彫りになってしまいますね。
最初はインンスタント的に「混ぜて焼けばOK」とか、「惣菜を買ってきてレンチン」とかに走りがちでした。
栄養のバランスもほとんど考えず、酒のつまみとして「鶏のから揚げ+豚のしょうが焼き」といった暴力的なメニューを平然と作っていました。
それでいて当時は「俺、ちゃんと料理できてる」感をかもし出していました。
しばらくするとギリギリ「料理」と呼べるものに手を出し始めました。
ブリの照り焼きを作ろうとしたら裏返すときに崩してしまったり、カレーを作る時の野菜カットが不自然な大きさになってしまったり・・・
そんな俺の料理(?)を、文句も言わずに食べてくれたウチの奥さんをほめてやりたいです。
自炊変革期~ちょっとバランス考え始めました~
新生活が始まって3~4ヶ月後、結婚式に向けて体型を意識し始めました。
具体的にはトレーニングジムでダイエットのためのプログラムに参加し、同時に食事バランスについても指導を受けました。
ジムから手渡された資料には「バランスの取れた食事とは何か」、「カロリーを採り過ぎないメニューのレシピ」について書かれていました。
そこで学んだことを自炊に活かしつつ、少しずつバランスを意識したメニューを作り始めました。
バランスを意識したメニュー例
主食・主菜・副菜を揃え、余計なものは食べない。そのあたりを意識して作った料理たちがこちら。
朝はちょっと多め 主食・サラダ・スープ。 チンジャオロースと卵スープ 豚汁と焼きシャケ おろしハンバーグとゴーヤチャンプル 豚とナスの炒め物・味噌汁・もずく酢
改めて見返してみると、凄まじく進化しているな・・・
見た目的にもバランスが取れていて、「あぁ食べた~い!」と思えるメニューになっているかと思います。
何よりジムから手渡されたレシピが優秀で、調理の仕方がこと細かに書かれていました。
食材の下ごしらえのやり方、ダシの取り方、味付けの順番など、料理の基本的なスキルが回数を経るごとに上がっていくのを実感しましたね。
ご覧の通り、栄養的にもカロリー的にもバランスの取れたメニューを食べることで、健康的な食生活とは何かを知ることができたことが大きかったです。
しかし、あまりにも摂生を突き詰めてしまったせいか、カリブに異変が訪れます。
ダークサイド(暗黒面)のメニュー例
そうです。カロリーへの欲求です。
バランスの取れた、摂取カロリーの抑えられたメニューばかり食べていると不意にジャンクフードが恋しくなってくるんです!
幸いなことに、カリブが夜勤明けでお昼を自炊する時には妻は仕事中です。
つまり、その日の昼食は何を作っても自分ひとりの口にしか入らないわけですね。
そこでカリブは欲望を爆発させ、食欲を全開にします。
具体的には高カロリーかつ味の濃いものを食べて、昼間からビールを飲むのです。
罪にまみれた破壊的カロリー食の数々を、ここにカミングアウトします。
焼き飯とから揚げセット キムチスープと焼き飯 餃子チャーハン定食 から揚げ二人前+ライス 大盛りカレーとウインナーとキムチ 肉じゃが+たこ焼き+スープ
・・・このように、バランスのことなど微塵も考えていないメニューを次々と繰り出し、腹の中に収めていました。
決して暴飲暴食とまでは行かないものの、普段食べていたダイエット用のメニューでは許されないような組み合わせをガンガン食べていました。
幸いにも、このような機会はあまり多くなかったせいか、結婚式前までには体重を無事に目標値まで落とすことに成功しました。
それにしても犯罪の証拠となりえるような犯行現場の写真を、われながらよく撮ろうと思ったなぁ。
罪悪感は感じていましたよ?
でもやめられないんですよね~、その当時は「自炊してるだけエライじゃん、自分。」くらいに考えていたんでしょうね・・・
自炊発展期~アレンジを試してみよう~
結婚式も無事終了し、カロリー的な足かせが外れたことによってメニューに幅が出てきました。
それまではレシピどおりにキッチリ作っていた料理も、「あれもやってみよう」、「こうしたらもっと美味しくなるはず!」と思って変化球に手を出し始めました。
この頃からスパイスの種類が増え、油や調味料にもこだわり、「ちょっとお高いスーパー」などで食材をそろえることも増えてきました。
さらに秋から冬にかけて鍋物が美味しい季節になったこともあり、我が家には鍋スープが常時2袋は常備されるようになりました。
そんな去年の下半期に作られた料理たちがこちら。
みぞれレモン鍋 トマト&チーズ鍋 大根葉のふりかけ じゃがいもグラタンとかぼちゃスープ 野菜のかき揚げ丼 手羽先のはちみつ醤油グリル
それまで自分のレパートリーに無かった料理を試してみて、それが美味しかったりすると新たな喜びが生まれました。
鍋物も、スーパーで買った鍋スープでももちろん美味しいんですが、自分で調べたレシピでイチから作って見るとまた格別です。
今まで捨てていた大根の葉っぱも、工夫すれば立派な「ご飯の友」になりますし、「これ美味しいんじゃないかな?」と思って作ってみたグラタンやかき揚げ丼もメッチャ美味しかったです。
新たな食材である「鶏の手羽先」にもチャレンジしました。タレに長時間漬け込んでから、ハチミツを塗っては焼いてを繰り返して出来上がったお肉にかぶりついた瞬間には「うまい!」と叫びました。
この頃になると料理を作っている段階で「あぁ、これは美味しくなるな」とか、「これはもっと改良の余地があるな」とかが分かってくるようになりました。
そして我が家の料理は次の段階へと向かいます。
自炊円熟期~レシピ本でゼロから作ろう~
今年に入ってからは妻がレシピ本を本格的に集めだし、コロナ自粛も相まって、自宅で時間をかけて作る料理が増えてきました。
それまで二人のうちどちらかが料理を作っていましたが、特に最近は妻の産休がはじまったこともあって、二人の共同作業で作ることが多くなりましたね。
特にパンを粉から練って生地を作って焼いたり、ギョーザも冷凍ではなく餡をミンチから作って皮で包んだ自家製ギョーザをよく作るようになりました。
レシピ本を手に入れたことにより、同じ料理でもネットで拾ったレシピで作るよりもクオリティが上がりました。
レシピ通りに作る技術が身についたということでしょうか?「確実に美味しい」料理を作ることができてきた気がします。
そんな円熟期に入ったカリブ(と妻)が作ったメニューをご覧下さい。
二人で作ったプチフランス 少し膨らみきらなかった食パン 自分で包んだ焼きギョーザ 一枚肉から作ったチキン南蛮 確実に上手くなったブリ照り チンゲン菜チャーハン+そぼろスープ
この写真の料理すべてがマジで美味しいんです。他ならぬレシピ本の作者のおかげです!
それまで自己流&ウェブ上のレシピで作っていましたが、あれは作者が一般の主婦だったり、料理のプロではない方が公開しているものでした。
そのクオリティにも当たりハズれがあったんですよね。
一方、レシピ本の作者は料理のプロだし、自分にマッチする作者を引き当てればどのページの料理も自分好みの味に仕上がるわけです。
我が家のレシピ本の作者に対する信頼感は爆上がりです!
毎日の夕食や、休みの日の昼食がちょっとしたごほうびイベントみたいになってきました。
自炊を通して見えてきたこととは?
自炊は大切なコミュニケーションツール
自炊をして初めてわかったことがいくつもあります。
- 料理を作ってくれる人に対する感謝の気持ち
- 食器洗いや後片付けをする人への感謝の気持ち
- 自分の料理を「美味しい!」といって食べてもらえる喜び
- はじめて作った料理が美味しかったときの感動
- 家族で一つの料理を仕込んでいるときの一体感
- 買い物の前に献立を考えることの苦労
- 冷蔵庫の中身を把握しておくことの重要性
などなど、数えだしたらキリがないほどありました。
改めて、実家で毎日料理を作ってくれていた母親に感謝ですよね。
たまに実家に帰った時は料理を手伝ったり、後片付けを引き受けたりしています。
夫婦の絆というか一体感も、料理をする一連の流れの中で育ってきました。
一緒に料理を作ることで一体感が生まれますし、「美味しい!」という体験を共有することで絆が深まる気がします。
更にどちらかが一人で料理を作ったら、もう一方が後片付けをするという暗黙のルールが出来上がり、お互いに感謝の気持ちを持つことができるようになりました。しかも、ほぼ毎日。
必要に迫られて始めた自炊生活でしたが、気がつけば円満な家族関係を築くための重要なツールとなっていました。
最後に
はじめに「誰得なのか?」とぼやいていましたが、自炊することは生きるための基本スキルであり、誰にとっても必要不可欠なものでした。
誰かのために料理を作るということは、その相手のことを大事に思っているという証拠でもあります。
作ってもらう方もそのことを意識して、感謝の気持ちで「いただきます」と言うべきだなと思います。
カリブの好きなテレビCMになぞらえて言わせてもらうと、キューピーのCMでおなじみの
「愛は食卓にある」
というフレーズがしっくり来ますね。
もし自炊生活をまだ始めていない方がいれば、大切な誰かのために、そして他ならぬ自分のために料理を始めてみませんか?
大丈夫、カリブでさえゼロから始めてここまで来られたんですから。あなたにもきっとできます。
まずは今夜の食事に対して、感謝の気持ちを込めて「いただきます」するところから始めてみてください。
しっぱい 大成功
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